小さいころこんなことがあった 

自分は幼寺園という寺の中にある施設に通ってた 
内気なせいか友達はいなくていつも一人ぼっちだったんだ 
ある日寺に園児と先生で和尚さん(園長)のお経を聞きに行って自分たちはひたすらそれを聞いてた 
自分は一番外側に座ってたんだが突然後ろから○○(俺の名前)を呼ぶ声が聞こえて 
外を見てみたら若い姉ちゃんが立ってて何~?って聞いたらその姉ちゃんが 
「暇そうだから一緒に遊ぼう」と言ってきた。でも自分は「でも先生に怒られる」と言ったら 

「誰も気づかないよ?ためしに外に出てごらん」と言うから立って外に出るんだが 
先生はなにも言わないでお経を聞いてる。あれ?誰も気づかないのかと思った。 
したらその姉ちゃんが「ね?だから遊ぼ?」と言ったので「いいよ」と言って姉ちゃんのとこに行った。 
そしたら「じゃああっちいこう」といいながら自分の腕を引っ張ってくもんで黙ってついてったら 
裏の墓地に行くもんで「そっちはお墓だよ?」と言うと「いいのよこっちで」というので 
少し怖くなり「やっぱ戻る」と言って帰ろうとしたが強く腕を握られて帰れない 
「離して」と言ったら、さっきまでの姉ちゃんの顔が突然穴が空いたみたいに真っ黒になり 
低い男みたいな声で「いいからあっちにいこういいからあっちにいこう」と 
言ってどんどん墓の向こう側に引っ張られるので泣き叫んだが誰も来ず 
もうだめと思った瞬間気を失った。気がつくと幼寺園の中で寝かされてて 
先生が心配そうに見てた。自分はさっきのことを思いだしまた泣いた 
あとで聞かされたがどうやら自分がいつのまにか消えてて敷地内じゅう探したら墓のはずれの林の入り口付近で倒れてたらしい 
で、そのときに見たことを話したが先生は少し深刻な顔をしながら「つれてかれなくてよかったわね」 
と言ったときほんとに恐怖を感じた 
てか先生はなにか知ってるかんじだったがそいつのことを聞くのはよした 
だってなんか怖いし…